気管支痙攣 bronchospasm 1.気管支痙攣とは 気管支痙攣は、喘息様発作に包括される。初期症状としては、CHEST TIGHTNESS(胸がつまる感じ)が最も軽いものである。次いで、ヒューヒュー、ゼーゼーと表現される喘鳴となる。さらに、気道閉塞が高度になると息つぎをしないと言葉がスムーズに発せられをいような呼吸困難となり、さらにひどくなると窒息死に至る。初期症状(胸が押さえつけられるような感じ、息がつまる感じ等)に気づいた場合には、その薬剤を中止し、直ちに主治医に連絡し指示を確認するよう指導する。しかし、主治医と連絡がとれない場合や主始医が遠方の場合には、直ちに救急車などを利用して挿管、気管切開術などの救命救急処置が可能な医療機関を受診するように指導する必要がある。 2.原因 気管支痙攣の発症機序は、喘息性の気道過敏反応と同様と考えられている。気管支痙攣の発現機序は薬剤自体ま