【ヨハネスブルク共同】アフリカゾウの密猟を防ぐため、象牙の各国内の取引を禁止すべきかを議論しているワシントン条約締約国会議の第2委員会の作業部会は28日、日本などの意見を踏まえ、決議案を修正した案をまとめた。「密猟または違法取引の原因となるような国内市場」を閉鎖するよう、対象を限定する表現を加えた。 29日の委員会で議論が再開され、早ければ同日中に採決される。 作業部会は非公開で開かれ、日本や南アフリカ、ナミビアが一律禁止の提案に難色を示した。日本政府関係者は「日本の象牙市場は管理されており、対象にはならない」と話し、賛成も検討していると明らかにした。