東京パラリンピックのゴールボールで、新型コロナウイルス対策として使用された消毒液の影響でコートの床が滑りやすくなっていた問題で、大会組織委員会は、女子の日本代表選手が試合中に滑ってけがをしていたことを明らかにしました。 千葉市の幕張メッセで3日まで行われていたゴールボールでは、出場した複数のチームから「コートの床が滑る」という抗議があり、組織委員会が調べた結果、新型コロナ対策で使用していた消毒液に含まれるグリセリンが原因と判断されました。 これに関連して組織委員会は4日、女子日本代表の天摩由貴選手が先月27日のブラジルとの試合中に転倒し、けがをしていたことを明らかにしました。 天摩選手は途中で交代し、3日の3位決定戦まで出場しませんでした。 これまで組織委員会は、武藤事務総長が先月30日の会見で「選手が滑ったということはあるようだが、けがをしたという報告は受けていない」としていたほか、高谷