『ケヴィン・ケリー著作選集 1』が面白くていろんなところでオススメしたくなっている。堺屋七左衛門氏の翻訳は一通り読んでいるので別に何か目新しい物があるわけではないのだが、形態が変わるとそれに対するスタンスが変わって、違った印象を与えるのだろう。ケヴィン・ケリーの文章は基本的に長いので、ブログだといつも割り込み作業が入ったり終盤では前半を忘れてしまったりするのだが、電子書籍で腰を据えて時折読み返したりしながら読むと、実に奥が深い。とりあえず『無料より優れたもの(Better than free)』の感想を書いておこう。 ネットワーク経済に関する私の研究によれば、無料でありうるものにお金を払うような無形の価値として、八つのカテゴリーがあると思われる。 ・・・ 1. 即時性, 2. 個人化, 3. 解釈, 4. 信憑性, 5. アクセスしやすいこと, 6. 具体化, 7. 後援, 8. 見つけや