マイクロソフトが現地時間の1月21日に米ワシントン州レドモンドにある本社で催したWindows 10の発表会は、過去1年を振り返ってテクノロジ業界におけるもっとも印象的で、未来を垣間見せるプレゼンテーションだった。 マイクロソフトはこの2年あまり企業としての形を変えるべく内部で様々なプロジェクトを動かしてきたが、昨年2月にCEOになった「サティア・ナデラ」というリーダーを得ていよいよ”変化”が表出し始めているのかもしれない。 2007年のiPhone以降、「下り坂」に 振り返ればマイクロソフトは2007年1月、アップルがiPhoneを投入して以来、コンシューマ向けパーソナルコンピューティングの分野において、防戦一方の展開となってきた。同社の成長は企業向けのソフトウェア、クラウドといった企業が支えていたが、コンシューマ視点で見れば、同社に対する期待は下がり続けていた。 しかしアップルがiPh