伊藤和麿『腰痛はアタマで治す』*1という新書を書店で手にとってぱらぱらめくっていたら、おーっという図版を見つけてさっそく購入しました。 アナトミートレインという解剖学的見地から「全身の筋膜、筋筋膜のつながりを地図として表現した」ものだそうです*2。ロルフィングから派生したものらしい。 おもしろいのはここで示されているつながりが馬貴派の要求に重なる構造になっていることです。特に注目したいのは真ん中の図。なぜ顎を引くかまで説明がつく。さらに重要なのが矢印で示されている筋膜の収縮する方向で、ここでは腰痛の原因として説明されていますが、走圏で要求されているのはまさにこのルートですし、腰から下をぶったぎればまさしく小周天のルートなわけです。実際内丹は坐って行うので下半身のルートは無視してよいわけで。 で、実のところ、僕自身馬貴派の練習をしていて、小周天のように背中は昇って前面は下がる感覚を感じること