「ワンピース」や「鬼滅の刃」など、世界中でブームを起こしている日本の漫画。しかし、翻訳されたからといって必ずしも全ての漫画が海外でヒットするわけではない。当然コンテンツ自体の面白さもあるが、もう一つ、海外展開には課題があるという。ピクシブの古賀和樹さん(新規事業部マネージャー)は「海外ではカラー漫画が主流になりつつある。中国では漫画がカラーでないと未完成のように感じられて読まれないこともある」と指摘する。 だが、白黒漫画のカラー化は漫画家にとって必ずしも「やりたい作業」とは言い難い。白黒漫画をデジタルで着色するには、色やパーツごとに範囲選択をした後、レイヤー分け、下塗り、仕上げ塗りといった作業工程が必要になり、時間や手間がかかるからだ。 この「やりたくない着色作業」を肩代わりするのが、ピクシブとAIベンチャーのPreferred Networksが作った自動着色AI「Petalica Pa
![漫画のカラー化、AIが肩代わり 精度100%ではなくても有用なワケ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/86c55cbc53e5faa82e535b8be75fd75d8760de39/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F2109%2F22%2Fcover_news070.jpg)