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ブックマーク / takedanet.com (7)

  • 武田邦彦 (中部大学): 連休開けの生活(10) 掃除と被曝・・・庭と公園、道路の植え込み、側溝へ

    郡山の小学校で校庭の表土を取り除いたら、3.2マイクロシーベルトが1,9マイクロになり、一部では0.5マイクロまで下がったと言われています。 ひさびさ、大変に素晴らしいことです。 セシウムの半減期は30年ですから、この作業を指示した市長は自分の決断で「市民、30年分の被曝を除いた」ということですから、市長の鑑です. ・・・・・・・・・ もちろん、これは小学校だけではありません。今度の福島原発で汚染された地域は家庭でもレストランでもどこでもおなじです。 それでは、「連休の時期」には、どこを掃除すれば一番、効果があるだろうか? 読者から貴重なデータが提供されました。 【大掃除の結果!!】 ● 窓、窓枠、網戸、外壁の洗い流しは効果が見られず ● 雑草を刈り取ったところ(クローバーと稲科の細長い葉)は60%に減少 ● 植木鉢の土入れ替えは35%に減少 ご家族で大変な作業だったということですが、良か

  • 武田邦彦 (中部大学): 福島の30年

    福島は今、文科省の1年20ミリシーベルトの基準で動いている.これは何を意味するか、これからの30年を描画してみる. 最後の判断をするのは福島の人だが、参考にしていただきたい。 1)   人体への影響 放射線は被曝する量に比例してガンが発生する.セシウムの半減期は30年だが、土壌が流れたりするので、それを10年としても、今から10年は他県より普通の状態より増えるガンが20倍、次の10年は10倍になるだろう. 福島は「若年層ガン多発県」になる。 福島の人には言いにくいし、申し訳ないが、これは科学的事実である.今、言いにくいからといって耳障りの良いことを言っても、そのうち事実となって現れる. そしてこのデータは「武田説」ではなく、国際的にも国内的にも多くの専門家が認めているデータである。 2)   産業への打撃 国際的に1年に1ミリと決めているのは、外国旅行をしたり、安心して外国の材や工業製品

  • 武田邦彦 (中部大学): 原発 緊急情報(56) これから:「安全宣言」という風評

    農業の方には悪いけれど、子供に野菜や牛乳を飲ませる親の立場で考えると次のようになります. 1)   政府は事故後、野菜の放射線を測る方法を急に変更し、「測定する野菜は、箱から取り出して、測定する野菜だけ流水で良く洗ってから測ること」という通達を出した。 この通達で野菜は全ての信頼を失った。 【理由】出荷時はまだ収穫直後なので、付着している放射性物質は容易にとれる.だから、産地で良く洗ったら放射性物質がとれる野菜でも、消費者が買うときにはこびり付いていたり、しみこんだりしているので取れない。 だから、今、表示されている野菜や農作物の放射線の値は、まったく信用できない. 2)   福島原発に近いところの人が、東京に来て「こんなに新鮮ですよ」といって野菜などを売っている. これも信頼を失わせる行動である. 【理由】放射性物質がついた野菜も新鮮だ。「新鮮だから安心」というのは、放射性物質が付着して

  • 武田邦彦 (中部大学): 「福島県人差別」の原因を作っている人たち

    福島県人の「差別」が進んでいます。福島県人が避難してくるのをいやがったり、酷い例では福島県人の診療を拒否する病院すらあります。 言うまでもありませんが、福島県の人は他の都道府県の日人とまったく同じで、クリーンです. でも、これほどバカらしいことが「科学技術立国」の日で起こるのは、それを仕掛けている人がいるからです. ・・・・・・・・・ 1)     日政府が「福島県人から放射線がでている」と言ったから  ある時、テレビを見ていましたら、福島原発の近くの人たちが「被ばくしているかどうか」ということで、「体の外側から放射線の測定器をあてて」、「被ばくを測定する」という映像が何回か流れました。 そして、「体から放射線が出ていない人は、被ばくしていません」と言っていました。 これを見た素直は人なら、次のように受け取るでしょう. 「へえー! 被ばくしているかどうか外から判るの!? なら、その人

  • 武田邦彦 (中部大学): 原発 緊急情報(49) 新学期・・・人間ができる限度

    全国各地で新学期が始まろうとしています。そして放射線の強いところも新学期に入る学校がほとんどのようです。それは、教育委員会が国の判断をそのまま取り入れて「安全だ」としているからです。 でもこの問題は「安全かどうか」ではないのです。 これについてのわたくしの見解をぜひ述べたいと思っています。 ・・・・・・・・・ 日の法律では、1時間に0.6マイクロシーベルト(外部被曝と内部被曝の合計)を越えたら、そこを「管理区域」に設定して、掲示をし、一般の場所と違う取り扱いをします。 つまり、幼稚園、小学校、中学校で1時間の放射線が0.6マイクロシーベルトを超えている場合は、次の標識を学校の門に張ってください。 驚くべきことに学校が管理区域に入っているところが多いのです。 この場合、「安全かどうか」ということは議論するべきではないのです。 法律的にある放射線を越えたら、管理区域にする必要があり、「学校に

  • 武田邦彦 (中部大学): 教育関係者に訴える! 今すぐ、立ち上がってください!!

    福島県及び近県の教育関係者に御願いします。 現在、福島県及び近県の空間放射線量は1時間あたり約2マイクロシーベルトで、呼吸による体内被曝と水や糧から入る放射線量もほぼ同じ量ですから、約6ミリシーベルトになります。 一方、福島原発の処理は長期化が予想され、児童生徒の被曝量は「考慮しなければならないレベル」になります。1年間の被曝が予想され、その場合、6×365×24=53ミリシーベルトになり、児童生徒の放射線障害は100人に0.5人を越える段階にまで達しています. ・・・・・・・・・ 教育者の先生方、児童生徒は先生方の命令のもとに行動することを求められます. 自分たちでは自分の健康を守ることができません。 言うまでもありませんが、教育は政府と独立しており、子供達の命と健康を守ることが教育者のもっとも大切な役割です. 政府の指示や勧告は教育委員会とは独立です.そのための教育委員会です. 学校

  • 武田邦彦(中部大学)

    武田邦彦(中部大学)
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