無人駅の駅舎の傍らで 鳶の死骸が傷む 誰にも食べてもらえない肉が傷む あらぬ方向に折れ曲がった脚が痛む 赤く染まった翼が痛む わたしは名もなき隣人の不運を悼む 遠くで彼の同胞がぐるりと翔ぶ 恩田おんだ 穂香ほのか 島根県 25歳 発達障害 なぜ自分の障害と全く関係ない詩を書いたのか、と疑問に思われる方がいらっしゃるかもしれません。 自分の障害とは関係なく、詩人を本気で目指す一個人としての感性で、書きたいと思った詩を書く。 それも一つの在り方だと思いませんか?
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