2007年2月9日のブックマーク (10件)

  • 境界例の人との付き合い方4:キレた時への対応方法

    境界例の人との付き合い方 4 キレた時への対応方法 Ver 1.0 2000/09/10   境界例の人がキレたときというのは、攻撃性がむき出しになってしまい、自分でも感情のコントロールできなくなってしまいます。そして、この攻撃性は、あなたの人格を破壊しようとするものであり、あなたの自己愛を徹底的に傷つけて、精神的に二度と立ち上がれないくらいのダメージを与えようとするものです。 しかし、あなたが境界例の人からこのような攻撃を受けたとしても、あなたには自分のことを大切にする権利があるのです。たとえ、境界例の人が怒って卓をひっくり返し、ご飯や味噌汁が床に飛び散ったり、割れた器が散乱したりするような状況であったとしても、あなたには自分のことを大切にする権利があるのです。境界例の人が、大声であなたに罵詈雑言を浴びせ、包丁を振り回して暴れたり、タンスの中の衣類を部屋中にばらまき、バットで窓ガラ

  • 境界例の人との付き合い方1:まず最初に「この人を変えよう」と思わないこと

    境界例の人との付き合い方 1 まず最初に 「この人を変えよう」と思わないこと Ver 1.0 2000/06/08 境界例の人と接したときに、まず普通の人が思うことは、この人はなんで私の気持ちを理解してくれないんだろうかととか、あるいは、なんでこんな極端な行動ばかりするんだろうかということです。そして、境界例の人からさんざんな目にあわされたりしますと、何とかしてこの人を変えることができないだろうかと考えたりします。境界例の人はさまざまな逸脱した行動をとりますが、かといって決して心神を喪失したような状態ではなくて、ちゃんと言葉も通じますし、一見正常に見えたりもしますので、ひょっとしたら、何とかすれば何とかなるのではないかと思えたりするのです。そして、境界例の人に、その逸脱した行動をやめさせて、なんとかして「普通の」行動パターンや普通の思考パターンをとってくれるようにと期待したり、あるいは

  • 人間関係の操作1 人間関係操作入門――まずは基礎知識から

    人間関係の操作 1 人間関係の操作入門  まず基礎的なことから Ver 1.0 2000/10/24 【 警 告 】  この文章は、あなたの精神的なバランスを崩して、症状を悪化させる可能性があります。重症の人や、うつ状態の人、自殺願望の強い人、空虚感に苦しんでいる人、精神的にひどく不安定な人は、今は読まない方がいいでしょう。症状が改善してから読んだ方がいいのではないかと思います。  戻る 人間関係の操作というのは、普通の人にも見られることでありますが、境界例の人の場合には、それが周囲の人を混乱に巻き込むような破滅的なものであったり、演技的でわざとらしく思えるようなものであったりします。しかし、ときには実に要領よく振る舞って、巧みに周囲の人を操るような場合もあります。このような境界例の人による人間関係の操作というのは、いろいろなに断片的に書かれてはいますが、操作に関して総合的に書か

  • 誰も私のことを分かってくれない(上)

    私たちは時々「誰も私のことを分かってくれない」という、惨めな失望感を味わうことがあります。そして、「どうせ私なんか、どうなってもいいんだ」というような投げやりな気持ちになって、自分で自分を見捨てたり、あるいは自分で自分を傷つけるような行動を取ったりします。 今回は、このような「誰も分かってくれない」という状態の分析と、境界例的な症状が回復するにつれて現れてくる、考え方の大きな変化について書いてみたいと思います。 そこで、まず最初に、なぜ私たちは「分かってもらいたい」と思うのか、ということから考えてみましょう。私たちが、このような「分かってもらいたい」という気持ちを抱くのは、当然の事ながら、どこかに私のことを分かってくれる人がいるはずだという思いがあるからこそ、分かってもらいたいと思うのです。あるいは、身近にいる人たちは、私のことを当然分かってくれるはずだという思いがあるからこそ、もっと分か

  • 防衛機制−回避

    考えたくもないことは考えないようにしようということです。ある問題点について、自分の心理を分析していたはずなのに、気がついたらいつの間にか全然関係ないことを考えていたと言うようなことがあります。いつの間にか、思考がそれてしまうのです。自分ではあまり意識できません。いつの間にか自己分析はもうこのへんで止めとこうと思ったりします。 だれでも自分の嫌なところは見たくありません。醜いところをほじくり出すのは嫌なことです。そう言うことを避けたいと思うのは自然なことです。しかし、それではいま抱えている問題はいつまでたっても解決しないのです。苦痛を回避することなく、自分の嫌な面を見つめる勇気を持たなければなりません。 「私はボブの幸せな家庭をだんだん腹立たしく思うようになっていった。私はボブの家庭のことをどう思っているかを言う代わりに、ボブが両親とトラブルを起こすようにしむけた。私はボブに、煙草を吸うこと

  • 過去の受容−性的虐待

  • 過去を振り返る−性的な記憶

    人間の性的な成長過程と、各段階で受ける様々な影響について考えてみましょう。 初めて赤ん坊を育てるときに、父親が面白がって赤ん坊に自分の乳首を吸わせてみるというのは、いわばちょっとしたお遊びとして、やったことのある人は多いのではないかと思います。境界例の素質を持った親は、このお遊びがエスカレートしてしまいます。自分と他人の境界があいまいなため、赤ん坊を自分とは別の人格としてとらえることができず、自分の延長のような存在、あるいは生きたオモチャとしてとらえ、性的ないたずらをすることがあります。赤ん坊だからどうせ覚えていないだろうということで、やたらと性器をいたずらしたりする父親がいます。母親も、赤ん坊のオチンチンをくわえると泣きやむのを面白がったりして、フェラチオのまねごとをしたりすることがあります。あるいは、面白がって赤ん坊の見ている前でセックスしたりする人もいるようです。このように、産まれて

  • 過去の受容−受け入れ難い過去

  • 境界例と自己愛の障害からの回復

    ■境界例が書いた境界例のためのページ■ 境界例というのは、神経症と精神病(うつ病、統合失調症)の境界領域にある症状を指しています。私は専門家ではありませんが、自分の体験などをもとにして自己分析による境界例からの回復を目指したホームページを作りました。 ■ホームページの主旨■ このホームページは、分析的な方法によって回復を目指している境界例の人たちのために、自己分析のための参考となる情報を提供するものです。そのため、少なくとも自分を見つめて分析できる読者を想定しています。重症の人は、自己分析をするよりも治療を受けた方がいいでしょう。(医療とサポートを参照) ■境界例の重症のケース■ 両親の目の前で死ぬんだと言い、窓から飛び降りようとした。母は頭をたたいて「いいかげんにしなさい」とB子を抱きしめた。しかし、引っかく、噛む、蹴るなどの暴力行為は両親から治療者にまでおよび、「なんで生きなきゃ

  • 境界例とはなにか

    境界例とはなにか Ver. 1.4 2002/05/04  原因とメカニズム ( 境界例 Borderline Case ) ( 境界性人格障害 Borderline Personality Disorder ) 目 次 (このページ内の行へジャンプします) 特徴 原因とそのメカニズム 苦痛回避の行動パターン 自暴自棄型 依存強化型 自己愛型 攻撃型 快楽型 引きこもり型 理想化型から分裂型 見捨てられ感の誘発 精神医学的な診断基準 境界性人格障害 アメリカ精神医学会の基準 DSM-IV ■特徴 境界例(境界性人格障害)になぜ「境界」(ボーダーライン)などという名前が付いたのかというと、最初のころ神経症と精神病の境界領域の症状を指して境界例と呼んでいたからです。しかし、今では境界性人格障害として一つの臨床単位となっています。症状は非常に多彩で、一見何の問題も