「私を見捨てないで」の続きです。見捨てられるのが怖い原因は解らなかった。過去を親に聞いても「何も無いよ」だった。でも。私の心の原風景は「家の外で泣いて、家族を待っている見捨てられたような子供」だ。そこから構築された私の行動様式は事実存在している。それは「見捨てられる事が怖いこと」から全て組みあがっている。何故か。「見捨てられると感じたら、とても酷く、耐えられないほど感情を揺さぶられる」から。他人からの拒絶がとても、怖い。信頼や期待を裏切るのが怖い。親の失望のため息、友人の期待を裏切った結果の言葉、「嫌い」「苦手」「どこかに行って」「あの子おかしい」「気持ち悪い」「へん」言葉。突き刺さる。怖い。病的なまでに怖い。何故そこまで怖いのか。原因は解らないが、怖いのだ。解らない。私は、原因を探すのを止めた。原因が在ろうと無かろうと…。何が本当か、誰にも、解らないから。解らない原因については考えなくな