7年前の教訓 豪雨対策が効果 8月1日 19時53分 今回の豪雨では、7年前の豪雨を教訓に行った対策が功を奏して、川の氾濫を間一髪で防いでいたことが分かりました。 国土交通省北陸地方整備局信濃川下流河川事務所によりますと、全長367キロと日本一の長さを誇る信濃川は、7年前に新潟県内で2つの川の堤防が相次いで決壊し15人が亡くなった豪雨を教訓に、下流域で6年間かけて堤防の高さを水を安全に流せる「計画高水位」より、2メートルほど高くかさ上げしたり川幅を広げたりしました。このうち新潟県田上町の堤防では、高さが9メートル60センチだった堤防は11メートル46センチになりました。今回の豪雨では、9メートル82センチまで水位が上がり、河川事務所は整備を進めたため、堤防の決壊を防ぐことができたのではないかと分析しています。信濃川下流河川事務所の村山英俊課長は「整備は去年終わったばかりで、堤防の対策をして