【2007年2月5日 HiRISE Operation Center(1) / (2) / (3) / (4)】 2006年11月から本格的な観測期間を続けているNASAの火星探査機、マーズ・リコナサンス・オービター(MRO)の最新画像を公開しよう。すべて、地球周回軌道を離れた望遠鏡としては過去最高の性能を誇る、高解像度カメラHiRISEによるものだ。 ハッブルに迫る解像度の木星 ここにある木星の高解像度画像を撮影したのは地上の超大型望遠鏡でもなければ、ハッブル宇宙望遠鏡でもない。火星の軌道上からMROが撮影したものだ。画像が撮影された1月11日の時点では、火星から見て木星はちょうど太陽の反対側で、2つの惑星が一番近くなる時期だった。 この画像はカメラの調整のために撮影されたもの。そのためややピントがずれていたが、画像処理を経てハッブル宇宙望遠鏡の木星写真に匹敵するものとなった。 大量の水