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ブックマーク / takekuma.cocolog-nifty.com (4)

  • 『ダークナイト』~苦悩映画の最高傑作: たけくまメモ

    シリーズ物の娯楽映画の中にあって、「特別な作品」として突出してしまう一がおうおうにしてあります。たとえば「007シリーズ」の『ロシアより愛を込めて』であるとか、「ルパン三世」における『カリオストロの城』のような作品です。シリーズというわけではありませんが、中川信夫監督の『東海道四谷怪談』も、芝居を含めて同じ原作が何百回もリメイクされている中での「特別な作品」だと言っていいでしょう。 いずれもシリーズ物に来内包されている「設定とキャラクターの面白さ」に加えて、スタッフや役者の才能が絶妙のタイミングで絡み合って、シリーズでも二度と再現できないような、奇跡的傑作になってしまったものです。 現在公開中のクリストファー・ノーラン監督『ダークナイト』もまた、「特別な作品」であります。『バットマン・ビギンズ』に続く、「新生バットマン」シリーズの最新作。これも60年代のTVシリーズや、ティム・バートン

    nopi
    nopi 2008/08/22
  • ダーガーとディズニー: たけくまメモ

    ←ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で 渋谷のシネマライズで現在上映中の『ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で』を見てきましたよ。試写会のお誘いもいただいてたんですけど、なかなか都合が合わずに映画館で見ることになりました。渋谷ではまだやるみたいですが、大阪梅田のガーデンシネマは今月18日までみたいなので大阪の人はお早めに。下の公式サイトで予告編も見られます。 http://henry-darger.com/ ↑映画「非現実の王国で」公式サイト 映画は、幼くして天涯孤独の身となり、極度に内向的な性格から精神薄弱の施設に入れられた経緯、そしてそこを脱走して病院の清掃夫をしつつ膨大な「作品」を描き続け、81歳で没したダーガーの生い立ちを忠実に追っています。 数十年間一度も発表することなく、1万5千ページに及ぶ小説と挿し絵を描き続けていたダーガーの「妄想世界」。これと彼の実人生が寄せ木細工のように編集

  • ハイパー・アマチュアの時代: たけくまメモ

    惑星大怪獣ネガドン(DVD予約受付中!画像をクリック!) 昨日、念願の「惑星大怪獣ネガドン」を無事に鑑賞して参りました。やはり大画面で見といてよかったです。あらかじめ送られていたサンプルのビデオ画面では、ロボットのデザインが妙に近代的な感じがして、じつは不満だったのですが、クリアな大画面で見ると細かいディティール、特に鋲を打った足の感じがジャイアント・ロボだったりして納得。すげえこだわりです。 最初に予告編見たときはもっとパロディ臭いのかと思っていましたが、編を見ると怪獣特撮の基を押さえた生真面目な造りで、ここまで正攻法で迫られると言葉もありません。パロディではなく、オマージュ・アートの傑作というべきでしょう。 http://www.h2.dion.ne.jp/~magara/project.html(ネガドン公式サイト) 昨日は客層も妙に高年齢(30~40代が多そう)で、俺の周囲でも

  • 【蔵出】アサノのカツカレーについて: たけくまメモ

    【はじめに】ええと、ちょっと忙しくなってきたのでしばらく蔵出しシリーズでお茶を濁します。といっても今回のは11月にmixiの自分の日記でアップした文章なんですけどね。「たけくまメモ」を始めるまでは、mixiにもこういう長文をけっこう上げていたんですけど、最近はすっかりいいかげんな更新になっております。マイミクの皆さんには申し訳ない。 ★ 町田に「アサノ」というカレーショップがあるんですよ。 駅から東急ハンズ近くまで歩いていって、ちょっと説明しづらい路地を入った途中にある。カウンター席しかなく、6人か7人でいっぱいになるような小さい店です。 ここを一人でやっている、70代後半くらいの白髪のじいさんがゴルバチョフに似ているんですがね。目つきが鋭いので拉致被害者の有恵子さんの父親にも似ている。あとは「攻殻機動隊」に出てくる白髪ハゲの刑事課長かな。それでいつも虚空を睨みながらカレーを作っているわ

    nopi
    nopi 2005/10/11
    いぐ
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