1.目的と効果 携帯情報端末、ウェアラブルコンピュータ、銀行ATMなどに暗証番号を入力する場合、利用者以外の者がタッチパネルなどの表示自体を見ることは比較的困難でも、入力している様子を容易に見ることができる状況が頻繁に発生します。この発明による入力方法を用いることで、例えば、悪意のある誰かに手の動きを注意深く見られても、暗証番号が漏洩する危険性を減少させることができます。 [適用分野] ● 携帯情報端末 ● ATM ● 電子錠システム 2.技術の概要、特徴 図1は、カメラ付きヘッドマウントディスプレー越しに実世界を見ている利用者が、自身の手の動きを使って暗証番号を入力している様子を撮影したものです。手の動きは、画像認識技術により入力手段として用いることができます。図2は、携帯端末におけるさまざまな表示手段や入力手段の組み合わせを模式的に示しており、図1の例