「ミニマリスト」という言葉の定義はあいまいで、人それぞれ意味するところは違う。いろいろな人生があるようにいろいろなミニマリストがいて然るべきだ。僕ははたして正しい使い方なのかわからないけれど、自分自身が男性的に常時ミニマムであることを指して自虐的に「ミニマリスト」を使っている。ミニマリストを男性のそれに喩えるのは発想としては平々凡々。そんな声も聞こえる。 しかし平々凡々ととらえる方々はビンビンラディンであったり女性であったりして男のクライシスに直面していないから悠長に構えていられるのだ。僕などは森羅万象が男性クライシスに直結してしまう。ミニマリスト、ミニマムな人、ウワーッ!エンディング、ED、ウワーッ!不安なのだ。必死なのだ。「死火山なんてないよ」慰めてくれる人に対しても「次の噴火より前に寿命が尽きたらどうするんですか!」と食いかかってしまう僕なのである。 そんな不安だけの人生を送っている