◎会議に付した案件 日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制に関する件 (日本国憲法の各条章のうち、第三章及び第四章の論点) 衆議院法制局当局から説明を聴取した後、自由討議を行った。 【第三章について】 ◎自由討議 ●各会派の代表者からの意見表明の概要 平 沢 勝 栄君(自民) ・ 現行憲法制定以来の時代の変化に対応して、国民の権利を一層充実させる必要があることから、我が党の憲法改正草案では新しい人権に関する規定を設けることとした。既存の人権規定についても我が国の歴史・伝統・文化を踏まえたものにすべきである。 ・ 「公共の福祉」は意味が曖昧である。これを「公益及び公の秩序」と改めることにより、憲法によって保障される基本的人権の制約は人権相互の衝突の場合に限られるものではないことを明確にした。 ・ 新しい人権に関し、①プライバシー権の保障に資するため、個人情報の不当取得等を禁止し、