ドイツといえば性能の高さと世界レベルのエンジニアリングだが、そのイメージはここ数年、大きく損なわれている。建設プロジェクトにおける恥ずべき大失敗が原因だ。 ハンブルクにオープンしたコンサートホール「エルプフィルハーモニー・ハンブルク」は、予算を7億ユーロ(約919億円)超過し、予定の時期を6年過ぎて完成した。 また、ベルリンに建設中の新空港は2011年10月に開港予定だったものの、いまだ工事が続けられており、予算は大きく膨れ上がっている。新たな開港予定は2020年秋とされているが、これまでのひどい状況から考えれば、その時期の完成にも疑問が持たれている。 ドイツはその他にも、ライプツィヒでのトンネル建設、シュトゥットガルトの鉄道駅の建設など、複数の公共工事で問題を抱えている。欧州サッカー連盟(UEFA)は2024年の欧州選手権(ユーロ2024)の開催国をドイツに決定したばかりだが、この大会の
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