<豪州の西シドニー大学の研究によって、亜鉛が風邪の症状を予防したり、有症期間を短縮できる可能性があることがわかった> 亜鉛が風邪やインフルエンザ様といった急性ウイルス性呼吸器感染症の症状を予防したり、有症期間を短縮できる可能性があることが明らかとなった。 豪州の西シドニー大学ジェニファー・ハンター博士らの研究チームは、計5446名の成人を被験者として米国、西欧、中国、豪州で実施された28件のランダム化比較試験(RCT)をメタ解析し、その研究成果を2021年11月2日、オープンアクセスジャーナル「BMJオープン」で発表した。 対象となったランダム化比較試験のうち4件は亜鉛の予防効果を検証したもので、17件はウイルス性呼吸器感染症と一致する症状の治療に関する研究であった。また、一般的な風邪を引き起こすヒトライノウイルス(HRV)に被験者を意図的にさらし、その予防や治療への亜鉛の効果などを検証す
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