サイバーセキュリティの世界では競合する企業や組織の壁を越えた「共助」の取り組みが進んでいる。その中核になっているのが「ISAC」(Information Sharing and Analysis Center)と呼ばれる団体で、情報通信や金融、自動車など複数の業界で結成されてきた。 医療ISACもそうした組織の一つだ。前身となるメディカルITセキュリティフォーラムとして2014年から活動を開始し、医療機関向けのサイバーセキュリティに関するセミナーやワークショップを実施する他、ワーキンググループ活動も展開してきた。また2019年には米Health-ISACと業務提携を結び、グローバルな活動も開始している。 その医療ISACの代表理事で、愛知医科大学 医療情報部長・教授の深津 博氏が、2023年3月に開催されたサイバーセキュリティの専門イベント「Security Days Spring 202
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