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ブックマーク / univ-journal.jp (4)

  • 納豆摂取で動脈硬化抑制、筑波大学がメカニズムを解明

    筑波大学医学医療系の平松祐司教授、川又健大学院生、納豆メーカー・タカノフーズの共同研究グループは、納豆の摂取が腸内細菌叢の変化やビタミンK2など代謝物を通して動脈硬化を抑制するメカニズムを解明した。 その結果、どの納豆を与えたマウスも動脈硬化病変部が減少したが、特に高ビタミンK納豆の病変部減少が目立った。さらに、経過観察したところ、腸内で納豆菌が増え、高ビタミンK納豆の動脈硬化抑制効果が高いことが分かった。高ビタミンK納豆を与えたマウスの血清中では、腸内マクロファージから分泌され、動脈硬化を促進するたんぱく質の濃度が著しく低下していた。 そこで、納豆がマクロファージの活性化を抑えるかどうかを調べたところ、特に高ビタミンK納豆を加えたマクロファージで抗炎症たんぱく質の発現が増加していた。研究グループは納豆が腸内で納豆菌を増加させて細菌叢を変化させ、動脈硬化を促進する免疫細胞に働きかけて腸内炎

    納豆摂取で動脈硬化抑制、筑波大学がメカニズムを解明
  • 大阪公立大学、ブロッコリースプラウトが超硫黄分子を大量に含有することを発見

    大阪公立大学、ブロッコリースプラウトが超硫黄分子を大量に含有することを発見 大学ジャーナルオンライン編集部 大阪公立大学大学院理学研究科の笠松真吾助教と居原秀教授らの研究グループは、強力な抗酸化活性やエネルギー代謝改善作用があることから近年注目されている超硫黄分子が、ブロッコリースプラウト(ブロッコリーの新芽)に豊富に存在していることを明らかにした。 研究グループはこれまでに、超硫黄分子がアブラナ科やヒガンバナ科の野菜に豊富に含まれていることを見出してきた。そして今回、アブラナ科のブロッコリーの新芽であるブロッコリースプラウトの発芽から成長する過程において、超硫黄分子量の変化を詳細に分析した。 その結果、ブロッコリースプラウトには成熟ブロッコリーの約7倍に及ぶ超硫黄分子が大量に含まれており、ブロッコリーの種から根が生え、発芽・成長するにつれて超硫黄分子量が劇的に増加することを発見した。超

    大阪公立大学、ブロッコリースプラウトが超硫黄分子を大量に含有することを発見
  • 九州大学、ひきこもりの血液バイオマーカーを発見 ひきこもり者の識別も可能に

    九州大学、ひきこもりの血液バイオマーカーを発見 ひきこもり者の識別も可能に 大学ジャーナルオンライン編集部 九州大学の研究チームは、九州大学病院が擁する世界で唯一の「ひきこもり研究外来」で解析を行い、ひきこもり者を特徴づける血中成分を報告した。 研究チームでは、九州大学病院に世界初のひきこもりを専門とするひきこもり研究外来を立ち上げており、今回、ひきこもり者と健常者の血液メタボローム解析を行い比較検証することで、ひきこもり者に特徴的な血中成分(バイオマーカー)を探索した。その結果、ひきこもり者の血中では、健常者と比較してオルニチン、アシルカルニチンが高く、ビリルビン、アルギニンが低いことがわかった。また、男性のひきこもり者においては、血清アルギナーゼが有意に高いことを発見した。 これら血液データと臨床データをもとに、機械学習判別モデルを作成したところ、ひきこもり者と健常者の識別、ひきこも

    九州大学、ひきこもりの血液バイオマーカーを発見 ひきこもり者の識別も可能に
  • iPS細胞から万人に輸血可能な“ユニバーサル”血小板を作製

    血小板輸血患者の5%程度に起こる「血小板輸血不応症」では、血小板の型(HLAクラスⅠ)が合致しないと拒絶されてしまう。日人の約9割をカバーするには140種類のHLAクラスⅠが必要となるため、HLAクラスIの型を問わず輸血可能な“ユニバーサル”血小板製剤の開発が検討されてきた。 研究者らはこれまでに、ヒトiPS細胞から血小板を生み出す巨核球を誘導することに成功し、さらに自己複製が可能かつ生体外で凍結保存も可能な不死化巨核球株(imMKCL)の作製に成功してきた。そして今回、ゲノム編集によりHLAクラスIの構成分子を欠失させたiPS細胞からimMKCLを作製することで、HLA欠失iPS血小板を製造することに成功した。 HLA欠失iPS血小板は、HLA欠失操作を行っていないiPS血小板と品質や機能が同等であることが確認されたうえ、新たに確立したヒト免疫細胞を持つマウスモデルで血小板輸血不応症

    iPS細胞から万人に輸血可能な“ユニバーサル”血小板を作製
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