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ブックマーク / www.miyadai.com (4)

  • 映画評:デビッド・フィンチャー監督『ゴーン・ガール』 - MIYADAI.com Blog

    ──────────────────────── 映画『ゴーン・ガール』はベタ女の〈委ねによる眩暈〉に対抗するメタ女の〈眩暈〉を示す ──────────────────────── 【が全てを知っているのではという恐怖】 ■援交関連のフィールドワークをしていた90年代前半、各地で既婚者男性の聞き取りを進めた。その際「自分の浮気にバレていないと思うが、ときどきが全てを知っていながら知らぬふりをしているのではないか、と恐怖に襲われる」という話に何度か出会った。だが女性から同じような話を聞いたことはない。 ■当初は性別役割の非対称性(性差別)に由来する男性の杜撰さだと思った。女性が周到なのに男性はシッポを出しやすく、そのことが男性らに自覚されているからだ⋯と。やがて、違うのではないかと感じるようになった。コミュニケーションの〈メタモード〉の有無の問題だと思うようになったのだ。 ■社会学

    noreply
    noreply 2015/01/30
  • 映画評:キム・ギドク監督『メビウス』、C・ノーラン監督『インターステラー』、虚淵玄脚本『楽園追放』 - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 映画評:キム・ギドク監督『メビウス』、C・ノーラン監督『インターステラー』、虚淵玄脚『楽園追放』 « 「ドイツ哲学的人間学と最先端の社会科学」の中編です(前回の前編に続きます) | 「ドイツ哲学的人間学と最先端の社会科学」の後編です(前編と中編に続きます) » ──────────────────────────────────── 映画『メビウス』は男根に〈対他強制〉としての性を見出し、男根争奪戦を嘲笑する ──────────────────────────────────── 【人間的であろうとして人間を滅ぼすロボット】 ■社会思想家J・ハーバマスが人間と非人間の境目についてこう述べた(『人間の将来とバイオエシックス』原著2001年)。人間の遺伝子操作を可能にする科学をどう見るか。人文科学の伝統は「人間的とは何か」を探求する

  • 「感情のポリティクス」が横行する背景に、「セカイ系」の人々が量産される現実があることを書きました - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 「感情のポリティクス」が横行する背景に、「セカイ系」の人々が量産される現実があることを書きました « 『水の花』の木下雄介監督とのトークイベントのお知らせです | 最近「富田メモ」問題について対談した際の、宮台発言ピックアップです » ───────────────────────────────────── 〈世界〉のアレゴリカルな交響があるとする繊細な感性をアニメ版『時をかける少女』に、 〈世界〉に無関心であるがゆえの「セカイ系」特有の出鱈目をアニメ版『ゲド戦記』に見る ───────────────────────────────────── 【外宇宙から内宇宙へ】 ■沖縄を舞台にした映画を撮り続けてきた中川陽介監督は、沖縄に住みたいと思うのではない、沖縄の風景や街並みを見るとそれにふさわしいドラマを思いつくのだと、どこかのイ

  • ずいぶん前ですが押井守『パトレーバー』についてのインタビューに応じました - MIYADAI.com Blog

    ―― まず『パトレイバー』との出会いからお聞かせください。 宮台 劇場版一作目が最初です。僕は85年からテレクラやナンパにはまってサブカルチャー方面から一度離れています。僕は1959年生まれで、僕ら世代は「新人類世代」と呼ばれるけど、「SF世代」であっても「アニメ世代」じゃない。僕も「アニメマニア」じゃない。僕の世代でアニメにはまったのは、地方の中学高校にいた人の一部や、弟とか年少者とコミュニケーションがある人だけでしょう。僕も「新人類世代」のご多分にもれず「アニメマニア」じゃなかった。それが、87年に東大助手になって学生と付き合いが始まり、学生で勧められて『パトレイバー』の劇場版、そしてOVA版を観るようになりました。 ―― では劇場版からご覧になられていかがでしたか? 宮台 よく出来ていました。「東京ノスタルジー」のモチーフに感動しました。現在まで続くノスタルジーブームの嚆矢ですね。実

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