「がちゃぼい一代記」の主人公は、二十歳の手塚治虫。 昭和二十年、彼の前に現れるのは、浮浪者のようにしか見えないマンガの神様だ。 マンガの神様が手塚治虫に「おまえを一人前のマンガ家にしたる」と言ってつきまとう。 寄せのポスターや、薬の広告など、どんどんイラストの仕事を斡旋する。 「マンガ家第一条「仕事は欲ばってとれ」ということや。どんなマンガでもかけるようになっとくのや」 出版社をまわり、マンガ家になる。 が、「かわいいこどものために悪いマンガ家をこの世からマッ殺しましょう」 めちゃくちゃに批判され石を投げられる。 「おれはもうマンガ家はいやだ……」と嘆く。 あきらめ、医者になろうとし、それも挫折し、やはりマンガ家になり……。 手塚治虫の半生を猛スピードで描く。 虫プロの映画発表会でのドタバタや、お偉方に黒人描写を批難されるシーンもある。 そして、すごいシーンがある。 「おまえがつくった主人
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