「取れるタイトルはすべて取りにいくのが、チームとしての約束事」(大谷)という柏が見事スーパー杯を制した。 Jリーグの新たなシーズンの幕開けを告げる、ゼロックス・スーパー杯が3月3日、東京・国立競技場で行なわれた。 結果から言うと、2-1で勝ったのは昨年のJ1王者、柏である。苦しい試合展開にもかかわらず、耐えて勝利を手にする、実に柏らしい勝ち方だった。 だが、柏について話を進める前に、まずは敗れた昨年度の天皇杯王者、FC東京について触れておきたい。 「初めての公式戦であることを考えれば、必ずしも内容は悪くなかった。主導権を握り、ゲームを進められた。我々が何を目指しているかは、示せたのではないだろうか」 試合後、ポポヴィッチ監督が時折笑みを浮かべ、満足そうに語ったように、開始直後から優勢に試合を進めたのは、FC東京のほうだった。特にサイドでのコンビネーションは、新監督が就任したばかりのチームと
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