日本初の音響デザイナーとして活躍した大野松雄氏。 『アトムの足音が聞こえる』は、彼の破天荒な半生を追い掛ける。 (c)シネグリーオ2010 未来社会を音でデザインした、ひとりの天才がいた。その天才の名前は大野松雄。音楽マニアには”日本初の音響デザイナー”として名前を覚えられているが、日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』(63~66年、フジテレビ系)の効果マンといったほうが分かりやすいだろう。アトムの歩くときの、ピョコピョコという足音を生み出した裏方さんである。ロボットであるはずのアトムだが、その足音は非常にかわいらしく、足音にアトムの人格が備わっていた。アトムが生きている時代は未来だから、現代にない新しい素材が開発されているに違いないというのが大野氏の考えだった。大野氏は登場して間もない電子音楽を使って、”この世ならざる音”を生み出すことに情熱を注いだ。そんな天才的職人の半生を追ったのが、『
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く