先日、PC USER編集部の編集Gから「『“ほんやくコンニャク”が実現するのはいつになるか』をテーマに原稿を書いてください」という、そのものズバリな依頼がやってきた。 ニューラルネットワーク型翻訳 ほんやく(翻訳)コンニャクといえば、国民的大衆マンガ(アニメ)のネコ型ロボットが取り出す「未来のひみつ道具」の1つで、ミドルエイジ世代にとっては学生時代に「アンキパン」と並んで最もほしいと思った道具かもしれない。 ほんやくコンニャクを食べると、読み書きから会話まであらゆる言語のバリアを取り払うことが可能で、外国人との意思疎通には欠かせない。さすがに未来のひみつ道具というだけはあり、単に地球上に存在する外国語だけでなく、宇宙人から動物、古代の言葉まで、「万能翻訳機」として機能する。恐らくは、昨今話題の異世界探訪にも強い味方となってくれることだろう。 こうした万能翻訳ツールに対する渇望は世界中である