XML文書はテキストエディタなどで簡単にデータを追加できる分、1つのXML文書が大きなものになりがちです。しかし、メンテナンスのしやすさ、ドキュメント(データ)の再利用性という観点から見たとき、極力、個々のデータ単位を小さくしておいた方が有利なケースが少なくありません。 そこでここでは、DTD(Document Type Definition)の「実体参照宣言」を利用して、「DTDで属性リスト宣言を定義する」で使用したbooks.xmlを、<book>要素単位に分割する方法を解説しましょう。 「実体参照」とはその名のとおり、あらかじめ指定された文字列や外部ファイル(このようなリソース全般のことを「実体」といいます)を参照することをいいます。実体参照を用いることによって、XML文書中で共通に使用するリソースの使い回しなどがよりスマートに記述できるようになります。 それでは、具体的な例をみてみ
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