調査会社 Net Applications による Web ブラウザの市場シェアに関する最新統計によると、Microsoft の『Internet Explorer』(IE) のシェアが4月も減少を続け、わずかとはいえ初めて60%を割り込んだという。 IE の世界市場シェアは、前月の60.65%から4月に59.95%となった。下げ幅は0.7ポイント程度だったが、60%を割り込んだということは、印象を覆す心理的障壁を跨ぎかねない状況だ。 Net Application でマーケティング担当エグゼクティブ バイスプレジデントを務める Vince Vizzacarro 氏は、IE の市場シェアが60%に達しなかったことは大きいが、少なくとも現時点では、必ずしも問題の前兆ではないとの見解を示した。 「Microsoft は常にシェアを失ってきた。(中略) しかし大きな心理的障壁となる水準は5