スターツ出版は6月10日,同社が運営する「OZmall」サイトへの不正アクセス事件に関する説明会を開いた。不正アクセスが確認されたのは5月25日のこと。その後,サイトは一時閉鎖され,5月30日に再開された。説明会の対象は,同サイトが提供する予約仲介サービスなどの顧客企業。「同じような被害を受けないように,情報を共有したい」(代表取締役社長の菊地修一氏)。説明会では,事件の経緯やサイト運営上注意すべき点などが説明された。 とりあえずサイトを停止 同社はまず,今回の事件の経緯を説明した。それによると,不正アクセスが発覚したのは5月25日14時ごろ。同社が配信したメール・マガジン中のURLをクリックしてOZmallにアクセスしたユーザーから「ウイルス警告のメッセージが表示された」という報告が7件寄せられた。 この時点では,特定のウイルス対策ソフトでしか検出できなかったため,ウイルスの種類は分から