日本で多拠点生活がはやり始めるよりもっとずっと前から、仮想空間で仕事をしている、執筆家でありIT批評家の尾原和啓さん。自由な働き方を実現しながらも、さまざまな企業から声がかかる尾原さんは一体、どのようにして今の働き方にたどり着いたのか。そしてコロナ禍で働き方が多様になっている日本を、どのように見ているのだろうか。 コロナ禍をきっかけに、私たちの働き方は多様になった。オフィスに行かなくても組織は成り立つことが分かったし、ミーティングもビデオツールを使えば画面越しでできるようになった。でも、よく周りを見渡すと、そうした働き方をしているのは、限られた一部の人だけのようにも見える。『どこでも誰とでも働ける』の著者・尾原さんはこれまで14社の転職を繰り返し、シンガポールやインドネシアのバリ島に拠点を持ってリモートワークをしながら、世界を舞台に“自由に”働いている。そんな、いつも誰よりも一歩先を行く尾
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