猛烈な風雨とともに列島を駆け抜けた台風15号は各地に大きな被害をもたらした。岩手県二戸市では土砂崩れで1人が死亡するなど、死者、行方不明者が相次いだ。さらに被害は東日本大震災の被災者が暮らす仮設住宅にも及び、朝早くから後片付けに追われた住民からは「これからどうすれば」と途方に暮れる声も聞かれた。 福島県須賀川市上北町の公園にある仮設住宅では園内の川があふれて床上浸水した。一時は腰の高さまで水が上がり、21日午後6時50分に出された避難勧告を受けて全58世帯138人が近くの小学校や親戚の家に避難。22日早朝からは泥だらけになった仮設住宅に戻った住民らが後片付けに追われ「ようやく落ち着いたのに、また避難しなければならないなんて」などと落胆の声を漏らした。 東京電力福島第1原発事故で警戒区域に指定された地域から避難してきた住民らが暮らし、田村市から来た鈴木芳江さん(62)もその一人。20日に一時
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く