ピースマインド・イープの荻原国啓社長東日本大震災で大きな被害を受けた被災地の復興への道のりは長く、企業ボランティアの役割も大きい。だが、被災地の状況に衝撃を受け、ボランティア後、業務に支障が出てしまうケースが多いという。メンタルヘルスマネジメントを行うピースマインド・イープ荻原国啓社長に、心理的な負担が減り、良い状態に早く戻れる方法について寄稿して頂いた。 ■「訓練されていないボランティア」PTSD発症率3倍 震災から3カ月が経過し、大企業のCSR担当部署を中心として被災地へのボランティア派遣が続々始まっており、多くのメディアでも各社の状況を報じています。 その一方で、ストレス耐性の低い社員や、心身の状態が必ずしも健康ではない中、突発的に被災地に赴き、ボランティアから帰ってきた後に、自分が想像以上に疲弊することによって、職場に戻ったあとに通常業務に支障が出たり、時間が経過してから支障が出て