県中越沖地震復興基金(理事長・泉田裕彦知事)は、被災者の復興支援に充てる基金事業の申請期限を4月30日に前倒しする。事業費が不足する恐れが出てきたことから、全体需要を急いで把握して対応を図るのが狙いだが、1年半近く締め切りが短くなる事業もあるため、柏崎市などは、変更を知らずに救済漏れになる被災者が出ることを懸念。「申請を考えている人は早く申し込んで」と呼びかけている。 柏崎市復興支援室などによると、同基金は12年9月までの5年間で約123億5000万円の基金事業費を設定。住宅建て替え、修繕や中小企業の設備復旧支援など71事業で費用補助を行っている。 ところが、予想より早いペースで活用されたため、1月末現在、事業費は全体枠の約75%の91億7000万円に到達。このペースで申請が続けば夏ごろには基金事業費が枯渇し、申請に応じられない可能性が出てきた。 このため、同基金は申請期限を前倒しすること
タス通信などによると、ロシア極東サハリン州のサハリン津波センターは28日、千島列島北部のパラムシル島で28日午後6時20分(日本時間同5時20分)ごろ、チリ大地震に伴う2・2メートルの津波が観測されたと発表した。被害は報じられていない。 また北方四島では沿岸部の住民が高台に避難。色丹島で約70センチ、択捉島で10〜15センチの津波が観測された。ロシア東部カムチャツカ半島沿岸でも約1メートルの津波があった。 ロシア気象当局は、1〜1・5メートルの津波到達が予測されるとしてカムチャツカ地方と千島列島に発令していた津波警報を28日午後に解除。一方で今後、1メートル以下の津波が100回以上にわたりロシア極東に到達する可能性があるとして、警戒を呼び掛けている。(共同)
【コンセプシオン(チリ中部)=吉形祐司】巨大地震に見舞われたチリの被災地で、食料配布など政府の対策がもたつく中、消防士の活躍が光っている。 チリでは職業上の消防士は存在せず、全員ボランティアだ。 「ロープから入るな」 飲料水の配給を待つ行列の先頭で指示が飛ぶ。「よし、次!」。コンセプシオンの被災地で、順番を待っていた人が簡易プールに張った飲料水に向かう。消防士のホセ・アントニオ・ベネスエラさん(35)は、「人に尽くすのが消防士。大昔から変わらないよ」と胸を張った。 消防士は大半が祖父や父親の代からの「世襲」で、地元に密着していることや、消防団長を団員の投票で毎年改選する透明さも信頼を増している。勤務先は出動している間の給料を出す。 ペットボトルをいっぱいにしてもらったモニカ・ウィルカレオさん(40)は「家は断水。やっぱり頼れるのは消防士だけね」とほほ笑んだ。
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