文部科学省の審議会に冨山和彦委員が提出した資料について、前回記事とは別の角度から考察します。 実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する有識者会議(第1回) 配付資料:文部科学省 資料4 冨山和彦委員提出資料 (PDF:904KB) 大学を、 G型大学=極一部のTop Tier校・学部に限定*1 L型大学=その他の大学・学部⇒「新たな高等教育機関」に吸収されるべき に二分して、L型大学を「非大学化」せよ、という主張です。各論はともかく、総論としては的を射ています。というのは、大学(入学者)はどう見ても過剰であり、他の産業と同様に、適正規模まで縮小が求められるためです。 1992年と2014年を比べると、18歳人口は42%減ですが、大学入学者は12%増です。 そのため、大学進学率は倍増しています。1980年代であれば大学に進学しなかった人(人口の1/4)が進学するようになったこ
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