9月14日(水)、リオデジャネイロ・パラリンピックの自転車競技「H5タイムトライアル」で、元F1ドライバーのイタリア人、アレッサンドロ・ザナルディが優勝し、金メダルを獲得したという嬉しいニュースが届いた。 ザナルディにとって、ロンドン・パラリンピックに続く2大会連続の金メダルを獲得。モータースポーツ界の偉人がまたもや奇跡を起こした。 両足切断の事故から15年分かりやすく「元F1ドライバー」とザナルディの肩書きを表記したが、彼はレーシングドライバー時代に様々なトップカテゴリーのレースを戦ったキャリアを持つ。 今から約25年前の1991年スペインGPで新興チーム「ジョーダン」からF1参戦を果たしたザナルディはデビュー戦を9位完走(当時の入賞は6位まで)。その後、「ミナルディ」「ロータス」といった下位チームを渡り歩き、1994年までF1に参戦した。 F1では上位入賞に恵まれず(1993年のブラジ