秋の硫黄岳・天狗岳に登ってきました。初日は本沢温泉に宿泊し、翌日はいよいよ硫黄岳と天狗岳に登ります。秋晴れの下、山頂からの絶景を満喫して、黒百合ヒュッテに下りました。翌日はあいにくの雨で、唐沢鉱泉へ下山。唐沢鉱泉の秘湯を楽しんでから帰宅しました。 この記事では、本沢温泉を出発するところからお届けします。なお、初日の本沢温泉までの道のりと、野天風呂や内湯などの本沢温泉での宿泊の様子は、前回の記事をご覧ください。
初めての南アルプス登山は、北岳と間ノ岳に登ってきました。白根御池小屋と北岳山荘に宿泊する2泊のゆったり行程です。北岳への登りはキツかったですが、山頂からの眺めはまさに360度の大展望! その後、日本で唯一という3000メートル越えの縦走路を歩き、間ノ岳まで往復。少し雲が多めでしたが、天空の縦走路を楽しめました。 この記事では、広河原を出発して、白根御池小屋で1泊。翌日、北岳に登頂するまでの様子をお届けします。 初の南アルプス登山は北岳・間ノ岳に挑戦! 登山を初めて4年弱。今年の夏山は、これまで行ったことのない南アルプスの山に登ろうと計画しました。最初に登る南アルプスの山はどこがよいか? と、これまで泊った山小屋でご一緒した方に聞くと、「まずは北岳でしょう」とのことでしたので、北岳に登ることにしたのでした。 本当は8月上旬に登る予定だったのですが、天候が悪く延期。8月下旬に登ることにしました
憧れのパノラマ銀座を2泊3日の山小屋泊で縦走してきました。中房温泉から入り、燕岳~大天井岳~常念岳~蝶ヶ岳とつなぎ、上高地へと下山するコースです。槍ヶ岳や穂高連峰を目の前に眺めながらの山歩きは最高でした。大天井岳や常念岳の山頂からの大展望や、山小屋前での夕陽、ご来光も楽しむことができました。 この記事では、1日目に中房温泉をスタートして燕岳に登り、燕山荘に宿泊する様子をお届けします。 常念山脈の燕岳~蝶ヶ岳を歩くパノラマ銀座縦走へ! 今回歩いてきたパノラマ銀座は、常念山脈の燕岳~大天井岳~常念岳~蝶ヶ岳を歩くコースです。常念山脈は、槍ヶ岳や穂高連峰が連なる飛騨山脈の主稜線のすぐ東側に南北に延びています。お天気が良ければ、常に飛騨山脈の主稜線を眺めながら歩くことができる絶景コースなのです。 今回は、山小屋泊でパノラマ銀座の縦走を計画しました。 1日目: 中房温泉~燕山荘~燕岳~燕山荘(泊:
新潟・群馬県境にある日本百名山「巻機山」に登ってきました。前巻機山までの登りはかなりキツいですが、登りきった山頂付近に広がる雪田草原は本当に見事! 池塘が点在し、高山植物が咲く高原のような穏やかな風景が広がっています。稜線や山頂付近からの谷川連峰や越後三山の眺めも素晴らしく、とても良い山でした。巻機山(本峰)だけでなく、牛ヶ岳や割引岳にも足を延ばしてみました。 日本百名山「巻機山」とは? 巻機山(まきはたやま)は、新潟県南魚沼市と群馬県みなかみ町にまたがる日本百名山の山です。巻機山(本峰)の標高は1,967メートル。前巻機山(1,861メートル)、牛ヶ岳(1,961.6メートル)、割引岳(1,930.8メートル)と本峰をあわせて「巻機山」と総称するようです。 「巻機山」という山名は、山中で美女が機を織っていたという伝説に由来するとのこと。主要な登山口がある魚沼地域では古くから機織りが盛んで
カタクリが咲く花の百名山「御前山」 御前山は奥多摩湖の南東側に位置する標高1,405メートルの山です。大岳山、三頭山と並んで「奥多摩三山」の一つにも数えられています。 4月中旬~5月上旬にはカタクリの花がたくさん咲くことでも有名で、花の百名山にもなっています。今回は、カタクリの花を目当てに、奥多摩湖から急登が続く大ブナ尾根を登りました。山頂で眺望を満喫したあとは、鋸尾根で奥多摩駅へ下りました。 御前山には、2020年9月にも登っています。今回と同じく奥多摩湖~大ブナ尾根~御前山~鋸尾根~奥多摩駅のコースです。登山道の状況などは以下の登山日記に詳しく書いていますので、こちらも合わせてご覧ください。
秀麗富嶽十二景の十番「御前山」と「九鬼山」に登ってきました。標高1,000mに満たない低山ですが、アップダウンが多い尾根歩きを楽しめるコースです。富士山の眺めはもちろんのこと、九鬼山山頂からの大月周辺や奥多摩方面の眺めも素晴らしいです。 秀麗富嶽十二景「御前山」と「九鬼山」を縦走するコース 冬になると登りたくなるのが、大月市が選定した富士山の眺めが良い山「秀麗富嶽十二景」です。キリっとした冷たい空気の中、山頂に到着すると、目の前には富士山がどーん! というのを楽しみたいのです。 今回は、秀麗富嶽十二景の十番に選ばれている「御前山」と「九鬼山」を縦走するコースを歩いてきました。 猿橋駅からスタートし、まずは御前山に登ります。御前山で富士山の眺めを楽しんだあとは、いくつもの小ピークを超え、札金峠で一気に標高を下げます。その後、標高差350m弱を登り返して、標高970mの九鬼山へ登り返します。九
丹沢山の山頂にある山小屋「みやま山荘」に泊まって、1泊2日で丹沢を歩いてきました。大倉から塔ノ岳経由で丹沢山へ登り、山頂にある山小屋「みやま山荘」に1泊。翌日は宮ヶ瀬へ下りました。初日はお天気に恵まれて塔ノ岳からの絶景や、丹沢山山頂での夕陽や夜景を満喫。みやま山荘のおいしい食事にも大満足でした。 丹沢山に登って「みやま山荘」に宿泊 丹沢山には2回登ったことがあります。最初は夏場に大倉からピストンで、2回目は丹沢主稜縦走の時に通過しました。今回は3回目の丹沢山となります。 丹沢山を目的地にしたのは、山頂にある「みやま山荘」に泊まりたかったからです。丹沢にある主要な山小屋のうち、塔ノ岳にある尊仏山荘と蛭ヶ岳にある蛭ヶ岳山荘には泊まったことがあるので、次はみやま山荘だ! というわけです。 今回のコースは以下のとおりです。 1日目はおなじみの大倉から大倉尾根(通称、バカ尾根)を登り塔ノ岳へ。塔ノ岳
眺望抜群! 変化に富んだ尾根歩きが楽しい丹沢表尾根で塔ノ岳へ だいぶ涼しくなってきて、ヒルももういないだろうということで、久々に丹沢に行ってきました。 今回は、ヤビツ峠から丹沢表尾根を登って塔ノ岳へ。三ノ塔から塔ノ岳までの尾根歩きは、眺望が素晴らしいですし、岩場や鎖場もあり歩いていてとても楽しいです。いくつもの小ピークを越えていくためアップダウンはありますが、それを補って余りある、素晴らしいコースだと思います。 今年(2022年)の4月に、大倉から三ノ塔尾根で三ノ塔へ上がってから表尾根を歩きましたが、ヤビツ峠から登るのは初めてです。大倉に比べると、ヤビツ峠は標高がかなり高いため、だいぶ楽に三ノ塔まで登れます。
高尾山の南側に連なる東高尾山稜~南高尾山稜を歩いてきました。標高300~500メートルほどの7つのピーク、通称「南高尾セブンサミッツ」の山頂も全て登ってきました。大垂水峠からは一丁平~高尾山とつなぎ、ハートマークを描くロングコースを歩きました。低山ながら、全長約17kmの歩きごたえのあるコースです。 東~南高尾山稜と南高尾セブンサミッツを歩く! 高尾山と津久井湖の間に続く低い山並みがあります。東高尾山稜と南高尾山稜と呼ばれる山並みです。高尾山口駅から大垂水峠まで登山道が整備されていて、このルートを歩くことができます。 このルート沿いには、7つのピークがあり、通称「南高尾セブンサミッツ」と呼ばれています。東側から順に、草戸山(354m)、榎窪山(420m)、泰光寺山(475m)、入沢山(490m)、中沢山(494m)、金毘羅山(515m)、大洞山(536m)です。少しずつ標高が上がっていきま
2022年10月中旬、紅葉が見ごろを迎えた那須岳に登ってきました。茶臼岳~朝日岳~三本槍岳の那須三山を縦走しながら、山腹の紅葉を眺める登山です。絶好のお天気に恵まれて、紅葉はもちろんのこと、各ピークからの眺望も楽しむことができました。 那須連峰の中心となる那須三山を縦走! 紅葉の見ごろを迎えた那須岳に行ってきました。 「那須岳」は栃木県北部にある那須連峰(那須連山)の総称です。一般的には、那須三山(茶臼岳、朝日岳、三本槍岳)、あるいは、南月山、黒尾谷岳を加えた那須五岳のことをさします。 那須三山はいずれも火山で、特に茶臼岳は現在も活動する火山です。茶臼岳や朝日岳では、ゴツゴツとした岩に覆われた火山らしい風景を見ることができる一方で、三本槍岳は低木に覆われた丸っこい山容の山で対照的です。 今回は、那須ロープウェイの山頂駅をスタートして、茶臼岳~朝日岳~三本槍岳の「那須三山」を縦走してきました
鳥海山は、山形県と秋田県の県境に位置する標高2,236メートルの山。日本百名山の一つで、美しいその山容は「出羽富士」とも呼ばれています。古くから、信仰の山として親しまれてきました。 鳥海山は火山です。最近では1974年に小規模な水蒸気爆発が発生していますが、現在は落ち着いた状態を保っています。溶岩流によって形成された山で、長くひくすそ野がとても美しい山容をしています。山腹には高原あるいは丘陵地帯のような緩やかな地形が広がっています。一方で、1801年の噴火でできた溶岩ドームが、現在の山頂「新山」を形成していて、その付近は巨大な岩が積み重なっています。山頂直下の御室小屋から山頂までは、20~30分ほどの岩登りが必要です。 今回は、前日に自宅から仁賀保駅近くの宿まで移動し、翌日、日帰りで登ってきました。 最もメジャーな登山口「鉾立」から山頂を目指す「鉾立ルート」をピストンしました。登山口となる
上高地から涸沢に入り、テント泊して奥穂高岳に登ってきました。初の3000メートル峰、そして、初の穂高連峰への挑戦です。不安定なお天気でしたが、奥穂高岳にアタックした日はお天気がもってくれて、無事に登頂できました。 この記事では、上高地~涸沢の登山の様子と、涸沢でのテント泊の様子をお届けします。 涸沢テント泊で奥穂高岳へ挑戦! 奥穂高岳は北アルプスの最高峰で標高3,190メートル。日本の山の中でも、富士山、北岳に続く第3位の標高を誇る山です。そんな奥穂高岳ですが、穂高連峰の中では登りやすく、涸沢から山頂までが(楽ではないですが)比較的近いので、初めての穂高連峰登山におすすめなのです。 今回は、初日に上高地から涸沢に入り、涸沢でテント泊。翌日、朝から奥穂高岳にアタックして、無事に登頂できました。涸沢まで下山後は、テントでもう1泊。翌日、上高地へと下山する2泊3日の行程でした。 今回のコースは以
40代半ばで登山を始めて約3年。最初は高尾山レベルでしたが、今では奥多摩・丹沢のメジャーな山にはほぼ登りましたし、八ヶ岳にも登れるようになりました。2021年には北アルプス初挑戦、2022年にはテント泊で奥穂高岳に登ることもできました。体力・筋力に自信がなかった私が、どんな山に登ってステップアップしていったかを紹介します。 初心者から中級者への登山のステップアップ 私が登山を始めたのは2019年秋。最初は、高尾山周辺の山や、奥多摩の低山が中心でしたが、徐々に標高の高い山、コースタイムの長い山にチャレンジしてきました。 基本的にソロで登りますし、体力や筋力にはまったく自信がなかったので、かなり慎重に登る山を選んできました。それでも、月に2回くらいの山行をしていくと、徐々に体力や技術が身についてきて、少しずつ難易度の高い山にも登れるようになってくるものです。 これまでの登山を、ステップ毎にざっ
富士五湖のひとつ、山中湖の北岸に連なる大平山~石割山のコースを歩いてきました。富士五湖周辺の山といえば、なんといっても富士山の絶景! 冠雪した冬の富士山を眺めたくて、真冬のこの時期に登ってきたというわけです。 山中湖と富士山の眺めが素晴らしい大平山~石割山コース 大平山(標高1,295メートル)と石割山(標高1,412メートル)は、山中湖の北岸に連なる山並みのピークです。他にも、長池山、飯盛山、平尾山などの小ピークもあり、これらの山々を結ぶ尾根道を歩くハイキングコースが整備されています。 今回は、山中湖の西側にある「富士山山中湖バス停」から、長池山~飯盛山~大平山~平尾山~石割山と縦走して、石割山から山中湖東側の町、平野へと下山するコースを歩きました。 それぞれの山の標高は1,200~1,400メートルと、それなりに高いのですが、登山口となる山中湖の湖畔が980メートルもあるので、標高差は
10月中旬の金曜日、お天気が良さそうなので、日帰りで浅間山に登ってきました。紅葉を期待して行ったわけではないのですが、カラマツが黄色くなる「黄葉」が見頃に入っていて、思わぬ絶景に大満足の山旅となりました。 浅間山の外輪山を歩く日帰り登山 浅間山は、言わずと知れた活火山。活火山ですので、浅間山そのものには登れないのですが、周りの外輪山には登ることができます。 噴火警戒レベルによって、登れる山が制限されてしまうのですが、今回、登った時は噴火警戒レベル1でしたので、浅間山に最も近い「前掛山」まで登ることができます。 ただ、今回は、公共交通機関利用で時間が限られていたため、前掛山には登らず、外側の外輪山を歩くコースを選択しました。 今回、歩いたコースは、以下のとおりです。 路線バスでアクセスできる高峰高原ホテルの登山口からスタートし、トーミの頭を経て、黒斑山へ。その後、外輪山の稜線を、蛇骨岳、仙人
2021年9月下旬、草紅葉が始まった尾瀬に行ってきました。初日は尾瀬ヶ原を散策、見晴にある尾瀬小屋に宿泊し、2日目は至仏山に登りました。思ったよりも草紅葉は色づいており、好天にも恵まれて、尾瀬散策、登山ともに楽しむことができました。 この記事では、尾瀬ヶ原散策と尾瀬小屋の宿泊の様子を中心にお届けします。 1泊2日で尾瀬ヶ原散策と至仏山の登山へ! 20年以上前に一度だけ行ったことのある尾瀬。登山をするようになって、日本百名山の登山とあわせて、久々に尾瀬ヶ原を散策してみたいと思い、1泊2日で出かけてきました。 尾瀬ヶ原は、言わずと知れた本州最大の湿原。標高1,400メートルにあるため、高山植物の宝庫でもあります。6月のミズバショウ、7月のニッコウキスゲが有名ですが、これら以外にも数々の植物を見ることができます。 そして、その尾瀬ヶ原の南側には、「至仏山」(しぶつさん)が聳えています。北側の燧ヶ
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