3月19日、はり治療での汚染されたはりや綿棒の使用により、肝炎やHIVに感染する恐れもあると専門家が警告。写真はカナダのトロントではり治療を受ける女性。2008年7月撮影(2010年 ロイター/Mike Cassese) [香港 19日 ロイター] はり治療での汚染されたはりや綿棒、タオル、温熱パックのカバーなどの使用により、細菌のみならずB型やC型肝炎ウイルス、HIVにも感染している恐れがあると専門家が19日に警告した。 香港大の微生物学者、パトリック・ウー教授らのチームは、英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに掲載された論文で、世界中で報告されているはり治療関連の病気感染例は氷山の一角と指摘し、防止策の厳格化を訴えた。 また、時間がたってからはりを刺した個所に大きな腫瘍や潰ようを生じるマイコバクテリア感染症もこれまでに50例以上出ているとした。