あなたは、ちょっぴりロリータ風味の2次元エロ同人誌をささやかな趣味として楽しんでいる成人男性だとしましょう。現実に被害者が存在する児童ポルノには手を出さないし、興味もありません。当たり前のことですが、現実の未成年の女の子に手を出すつもりもありません。大っぴらにすることではないですが、誰にも迷惑をかけるでもありません。ところが、ある日、職場(小売業とでもしましょう)で盗難事件があり、あなたに断りもなくあなたのカバンが調べられ、たまたまエロ同人誌が見つかってしまいました。上司は、 「当店では小学生のお子さんも来店する。うちでは仕事を続けさせることはできない。他の理解ある企業に面倒を見てもらっては」 と、それとなく退職を迫ります。2次元エロ同人誌を所持していたというだけの理由で、退職を迫るのは正当なことでしょうか? 「2次元エロ同人誌所持者が、小学生に性的いたずらをすることは当然ありうることだよ
小倉千加子の「結婚の条件」はよくジェンダーを取り上げるあちらこちらの引用に用いられるが、 その中でももっとも有名な「結婚は、金と顔との交換」が、私には腑に落ちない。 本当に経済的に成功した男の結婚が「金と顔の交換」であったことがあっただろうか? 私が知る限り、一見、女性の「私の「美貌」は金で買われたの」的に「見える」カップルは、 実は女性側の出身階層が、収入の多い男性の出身階層よりもはるかに高いことが多い。 むしろ、高収入を得る男性が「金」で買われた、に近いのだが、 「結婚」に関して「階層」を考えなくてはいけないと、どこかでふれていた小倉千加子をしてすら、 そのことが見抜けていないのが、実に不思議でもある。 以前、「お金持ちの「妻」研究」という、まったくみもふたもない本を読んだことがあり、 それによると、金持ちの妻で本当に「玉の輿」的なカップルは、ほとんど「ない」に等しかった、 つまり、経
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