あるエッセイ − 人の気持ちを「察する」ことの大切さ − 以下でご紹介するエッセイは,知り合いの重川洋一さんから教えていただきました. 重川さんからのメール:「重川@松前町です。私の属するメーリングリストに、長野県・佐久総合病院の高山先生という方のエッセイが流れていました。お時間のあるときに、読んでみて下さい。」(2004.8) ※ エッセイ作者に関する情報を文末に追加しました.エッセイをお読みになった後,ご覧ください.(2007.3) ================================== 転載記事 看取り (高山義浩氏エッセイ) 福岡市の臨海地区にある総合病院。周囲の繁華街はクリスマス商戦の真っ只中でしたが、病院玄関には、大陸からの冷たい寒気が潮風となって吹き込んでいたと思います。 そんな夕暮れどき、心肺停止状態の老人を乗せた救急車が、ERに到着しました。