紙をスキャンして生成したPDFは、WordやPowerPointなどから直接出力したPDFに比べて、ファイルサイズが大きくなるのが常だ。理由は単純、すべてのページが背景も含めて1枚ものの画像として認識されているからだ。写真とほとんど変わらない画像データが数十枚~数百枚ぶんあるのだから、容量が巨大なのも当然だ。 こうしたスキャンPDFを自動的に最適化し、ファイルサイズを小さくしてくれるのがAdobe Acrobatに搭載されている機能「スキャンされたPDFを最適化」だ。この処理を実行すれば、画像の最適化を行ってくれるほか、スキャン時に発生した原稿の傾きを補正したり、OCR処理により文字がテキストデータとして認識したりできるようになるメリットがある。スキャンしたPDFのファイルサイズをなるべく小さくしたい場合はもちろん、単純に読みやすくしたい場合にもぴったりだ。 使い方はAdobe Acrob