星野仙一がプロ野球選手・監督・そして球団フロントでかかわった球団の、ポストシーズンの成績をご存知だろうか。 なんと10勝30敗である。 中日ドラゴンズの現役投手として臨んだ1974年と1982年の日本シリーズは、ともに2勝4敗で敗退。中日監督として臨んだ1988年と1999年の日本シリーズは、ともに1勝4敗で敗退。中日時代の通算は6勝16敗。 阪神タイガースの監督として臨んだ2003年の日本シリーズは3勝4敗で敗退。阪神フロント入り後は、2005年の日本シリーズで4戦全敗、2007年、2008年、2010年のそれぞれクライマックスシリーズ第1ステージでは、2敗、1勝2敗、2敗の計1勝6敗で、阪神時代の通算は4勝14敗。 中日、阪神時代を通算すると、10勝30敗になるのである。もちろん、9回を数えるシリーズを勝ち抜いたことは一度もない。 「仙一がいると短期決戦に負ける」と言っても過言ではない