回答 パンは16世紀の中頃にポルトガルから長崎に伝来し、鎖国時代に一時は衰退しましたが、幕末には兵糧(軍用)パンとして復活したと伝えられています。食パンという名称は明治初期頃に東京で山形のパンが販売された際、主食用のパンということで付けられたようです。当時は、食パンの焼き型はアメリカやイギリスから輸入しており、これで作った食パンが一般的に流通しました。この食パンの重さは約1ポンド(英斤:約450グラム)で、尺貫法の1斤(約600グラム)の重量とは異なるものです。現在の食パンの重量の定義については、1斤という数え方が一般的なこともあり、包装食パンの表示に関する公正競争規約により、1斤は340グラム以上とされています。半斤、1.5斤と表示する場合も、1斤(340グラム)の重量から換算することになっています。 参考資料 (社)全国公正取引協議会連合会ホームページ公表資料「包装食パンの表示に関する