「英語青年」が、休刊するということ。web版で情報を出し続けるとのことではあるが、印刷媒体としては消えてしまうということなので、休刊と言っていいだろう。 英語・英文学業界の中で、英語青年という媒体が、必要が無くて、その結果としての退場なのか、それとも媒体の存在する場所をどこかに移動するべきだったのか。研究と啓蒙的と実利的な要素が、合体していて、大学の文学部の英文科という存在がもっと確固としたものがあって、中・高の英語の先生が、この雑誌は、読まなければならないという義務感が確実にあった時代、そういう時代ではなくなった時代に、どのように存続しうるか、これは研究書を主に刊行している学術出版社にとっても重い問いである。 以前、聞いた話では、戦前のことであるが小学館が学年誌を創刊する際に当時の英語青年に関わる人に、相談に来たということで、そのアドバイスもあり、小学館の学年誌が創刊されたということであ