独占市場で商売をしていれば収益は自然に出せる。 過当競争市場で商売を頑張っても収益を出すのは難しい。 どんな市場にもパイの上限はあり、分け合う面子が増えれば増えるほど一人当たりの分け前は減る。 「だからこそ、誰も居ない市場で商売をしましょう。」 と云うのが、かの有名なブルーオーシャン戦略である。 今回のエントリーは、「そのブルーオーシャンをどうやって見つけるのか?」と云う趣旨である。 先にオチから語る。 気の短い人の為に結論から言えば、「青い鳥」と同じオチである。 「誰しもブルーオーシャンに足首まで浸かって暮らしているのだから、遥か遠くに探しに行くよりも自分の足元に広がる海の青さに気付こう。」 と云う少し陳腐なオチである。 稀少性とは探す物ではなく、見出す物なのである。 井原西鶴の最高傑作「日本永代蔵」の登場人物を紹介する。 タイトルでも表記された藤市(京都在住)である。 江戸期の町人身分