来年10月、豊洲に移転する東京・築地市場は、30日が年内最後の営業日となりました。市場は早朝から多くの買い物客でにぎわい、業者たちは築地での年越しが最後になる中、慌ただしく対応に追われていました。 80年余りの歴史に幕を閉じることになった築地市場では、30日が年内最後の営業日となり、早朝から年末年始の食材を求める買い物客でにぎわいました。 水産物の仲卸売り場では、マグロやイクラ、それにカズノコやカニが次々に買い求められました。 築地でおよそ60年商売してきた仲卸の店では、午前7時ごろに店を閉めたあと、従業員が冷蔵庫や床板をブラシで磨き1年の汚れを洗い流していました。 このあと、社長が従業員を前に、「ことしは旬の魚が不漁続きで厳しい状況が続いたが、来年は豊洲市場が開場する。力を合わせて頑張っていきたい」とあいさつし、手締めをして、ことしの仕事を終えました。 仲卸業者の亀谷直秀社長は「ことし初