木村:昔からあるブランド論に出てくるブランド・ストーリーとどう違うのですか? 岸:鋭いご質問ですね。少し専門的な話になりますが、これまでブランド・ストーリーと呼ばれてきたものの多くは、ブランドサイドから一方的に発信されるものでした。つまり企業が伝えたいことを、より鮮やかに伝えるためのイメージの塊です。一方、いまお話しているストーリーとはユーザーサイドから生まれます。生活者の中にある普遍性や想いを、ブランドが顕在化したり、叶えたりするわけです。そういう意味で最近「ストーリーテリング」という言葉がよく誤解されて使われているのを目にします。ブランドの持っているファンクションを物語にして発信しようという意味ではありません。ブランドに接する人の気持ちを物語として紡いでいく行為がストーリーテリングなんです。ファンクションだけでは人が動かない時代だからこそ、ブランドの価値を作るのはメーカーでなく生活者、
クリエイティブビジネス論〜焼け跡に光を灯そう〜 コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! 自分が出演して以来、毎週観ている「新・週刊フジテレビ批評」。この22日(土)は評論家・宇野常寛氏が出演し、AKBとテレビについて語るというので期待満々。コメンテイターが稲増教授だということで、これは新旧アイドル論が展開か?との予感も一部にはあったらしい。 宇野常寛氏は少し前、9月17日にも登場してこの夏のテレビドラマについて語っている。この時ぼくははじめてテレビで彼を見たのだけど、すごく面白かった。言っている内容が新鮮で納得がいくだけでなく、テレビ映えするキャラクターだと思った。”人間味”が伝わってくるのだ。思わず『リトル・ピープルの時代』という宇野氏の近著を買ったのだけど、まだ読んでない。積ん読状態だ。 22日の番組は「AKBとテ
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