■巨大組体操の普及活動春の運動会シーズンも終わり、全国各地で梅雨入りとなっている。 春先からこの運動会シーズンまで、インターネット、テレビ、新聞で巨大組体操の問題が、たびたび報じられた。これを受けて一部の学校では自粛の動きもあったものの、終わってみれば、今回の運動会でもじつに多くの学校にて、巨大組体操は花形種目として披露される結果となった。 こうして各地の学校で巨大組体操が取り入れられ、いまもブームが維持されている背景の一つに、現職の教諭が中心となった組織的な組体操普及活動がある【注1】。 その組織の一つが、秋の運動会に向けて、再び巨大組体操を普及させようとしている。しかもそれが、「学校安全」のモデル校的存在として知られる小学校を拠点にして、展開されているのだ。学校安全に詳しい教育関係者であれば、誰もが知っているほどの、有名な学校である。 ■7段ピラミッドと5段タワー研修会チラシに掲載され