2017年も7月へと差し掛かり、上半期を振り返るチャートが各サイトにて発表されている。そのなかで、レコチョク、ビルボード、オリコンと、日本のヒットチャートを推し量る代表的なものがこぞって証明しているのは「2017年の社会的ヒット曲がいまだ登場していない」という問題だ。今回リアルサウンドでは森朋之氏、柴那典氏、杉山仁氏を招き、2017年上半期のJ-POPシーンを振り返る座談会を行なった。そこで展開された、近年の世界と日本のヒットチャートの共通点や、3人の考えるJ-POPの現在、期待を寄せる新人や上半期のMVPなど、チャートの表層からだけでは汲み取れない、多岐にわたる議論の模様をお届けしたい。(編集部) 「曲の人気ランキングが毎週変わるという現状がそもそもおかしい」(柴) レコチョクダウンロード部門 レコチョクランキング(シングル・ハイレゾシングル合算) ーー上半期のシーンを語るうえで、大きな
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