入江 陽の新作『仕事』は、恐らくこれから何年も、何十年も経過しても、日本のブルー・アイド・ソウルの新たなタームを作ったターニング・ポイント作として評価されていくだろう大傑作だ。いや、ブルー・アイド・ソウルという言い方はやや大袈裟かもしれない。平たくいうと、シンガー、歌手。ジャズやファンク、ソウルなどのブラック・ミュージックを下地にした音楽性の上に成立した曲を、マイク1本で魅惑させることができるヴォーカリスト。入江 陽という、実は医師免許も持つ、眼鏡をかけた小柄な男が、そういう可能性を大いに秘めていることを実証したのが『仕事』というアルバムだと言っていい。 今回のチェンジ&チャレンジに手を貸した、プロデューサーは大谷能生。前作『水』にリミックスで参加するなど交流が進んでいた両者がイチから組んで制作した。その大谷のディレクションで、SIMI LABのOMSB、Shiggy Jr.の池田智子、Y
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