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  • この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば 藤原道長 意味と解説

    「この世をば」の成立 この和歌は面白いことに、和歌集などに優れた歌として記録されていたものではないのです。 しかも、道長自身が記録していたのでもなく、藤原実資(ふじわら の さねすけ)という藤原氏の一人が自分の日記『小右記(しょうゆうき』に書き残しており、それが今の世にまで伝わったのです。 出典は『小右記』 『小右記(しょうゆうき』は平安中期 978〜1032年にわたって書かれた日記で、別名『野府記 (やふき) 』とも呼ばれます。 タイトルの由来は実資が「小野宮右大臣」であったところからでしょう。 全部で 61巻もあるという膨大なもので個人の日記としてより、藤原道長の全盛期の政治・社会を知るうえで最も重要な史料となっています。 藤原道長が祝宴で詠んだ その『小右記』の中にはこの歌が、寛仁2(1018)年10月16日の夜の祝宴で詠まれたということが、きちんと記されているのです。 和歌成立の

    この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば 藤原道長 意味と解説
    nowa_s
    nowa_s 2022/06/05
    「この世をば…」の歌が後世に残ったのは、1018年10月16日、満月の夜の宴に出席した藤原実資の日記に(のみ)記録されていたから。天皇の正妻を出したことを祝う藤原家の宴で、みんなで何度も詠じたってのが面白いなー。
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